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コラム

大谷硝子店のコラム記事です

ステンドグラスの種類について ~本物からお手軽なものまで、それぞれの特徴をご紹介〜

先日、お客様から
「ステンドグラスは取り扱っていますか?」
というお問い合わせをいただきました。

ステンドグラスというと、教会や洋館、少しお洒落なレストランなどに使われている、色鮮やかなガラスをイメージされる方が多いと思います。

ちなみに英語では「stained glass」
あえて「ステインドグラス」と発音すると、少し通っぽく聞こえるかもしれません。
stain(ステイン)は、歯の着色汚れの「ステイン」と同じ意味ですので、直訳すると「色の付いたガラス」といったところでしょうか。

実は、私たちが普段目にしているステンドグラスには、大きく分けて3種類あります。

[1]本ステンド(本物のステンドグラス)

正式名称ではありませんが、業界では「本物のステンドグラス」を略して「本ステンド」と呼んでいます。

本ステンドは、色ガラスを鉛などで繋ぎ合わせ、絵や模様を作り上げる伝統的な工法です。

工業製品というより、どちらかというと芸術作品に近い存在だと、私は感じています。

その分、価格も高価になることが多く、教会や歴史的建築物などに使われるケースも少なくありません。

弊社でも過去に、数百万円のステンドグラスの施工を行ったことがありますが、これはかなり珍しい事例でした。

そのため、本ステンドについては
「対応できなくはないですが、かなり限定的」
というイメージでお考えいただくのが良いかもしれません。

[2]ニューステンド(AGCニューステンド)

ニューステンドは、ステンドグラス風に仕上げた装飾ガラスで、AGCの商品名でもあります。

本ステンドのように色ガラスを組み合わせるのではなく、型板ガラスや透明ガラスに特殊な焼付塗装を施して製作されます。

「塗装」と聞くと平面的な印象を受けるかもしれませんが、実際には立体感もあり、とても高級感のある仕上がりです。

また、本ステンドと比べると、

・価格を抑えやすい
・納期が比較的短い
・デザイン変更やサイズ調整がしやすい

といったメリットがあります。

特注対応で、既存デザインの縮尺変更などができますので、非常に使い勝手が良い商品です。

もちろん、弊社でも取り扱っております。
「本格的な雰囲気を出したいけれど、コストは抑えたい」という方には、とてもおすすめです。

[3]ガラスフィルム

もっと気軽にステンドグラス風の雰囲気を楽しみたい場合は、ガラスフィルムという方法もあります。

これは、ステンドグラス調のデザインフィルムをガラスに貼る施工方法です。

比較的リーズナブルで、既存の窓にも施工しやすいため、最近ではご自宅の室内ドアや小窓などに採用されるケースも増えています。

弊社でも施工対応可能ですが、インターネット通販などでもさまざまな商品が販売されていますので、DIYで挑戦してみるのも面白いかもしれません。

透明フィルムに比べると、ステンドグラス調フィルムは柄が入っている分、多少の気泡やズレが目立ちにくく、比較的貼りやすい印象があります。

(まとめ)

ステンドグラスは雰囲気づくりに効果的です。

ステンドグラスは、単なる装飾ではなく、空間の雰囲気を大きく変えてくれるアイテムです。

玄関、室内ドア、吹き抜け、小窓などに取り入れるだけで、光の入り方や空間の印象がぐっと変わります。

「本格的なステンドグラスはハードルが高そう…」
という場合でも、ニューステンドやフィルムを使えば、比較的手軽に取り入れることができます。

気になる方は、お気軽にご相談ください。

【文と写真:平田尚史】


※上の写真はシドニーのクイーン・ヴィクトリア・ビルディングで、1898年に建てられた歴史的建造物です。

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