お知らせ
大谷硝子店からのお知らせです
大谷硝子店からのお知らせです
先日、同業者の会合に参加した際、「窓の寿命」についての話題が上がりました。
窓のリフォームに携わる私たちにとって、非常に興味深いテーマです。
例えば、弥生時代の高床式倉庫のように、「窓=光や風の入口」と定義するのであれば、その寿命はほぼ永遠と言えるかもしれません。
しかし現代において、窓に求められる役割はそれだけではありません。
断熱性・気密性・防音性・防犯性など。
こうした性能を踏まえると、窓を単なる「穴」として捉えるのは、やや乱暴な考え方と言えるでしょう。
部品としての寿命と、窓そのものの寿命
例えば引違い窓であれば、戸車の摩耗や、ペアガラスの内部結露など、
各部品にはそれぞれ分かりやすい寿命があります。
ただし、これらは部品交換や修理によって改善が可能です。
つまり、適切にメンテナンスを行えば、窓そのものの寿命は延ばすことができます。
性能としての寿命という考え方
では、「性能」という観点ではどうでしょうか。
昔話に出てくるような家の窓を思い浮かべてみてください。
障子紙一枚で外と隔てられているだけの窓では、冬はとても寒く、防犯性も高いとは言えません。
これは少し極端な例でしたが、
もし現在の住環境において同じ性能の窓が使われていたとしたら、不便に感じる方がほとんどではないでしょうか。
つまり、「時代に合った性能を満たしていない窓」は、
それ自体が寿命を迎えているとも考えられるのです。
なぜ窓の寿命は意識されにくいのか
パソコンやスマートフォン、自動車などは、
一定の期間で買い替えることが一般的です。
・ソフトウェアの更新に対応できなくなる
・維持費が高くなる
こうした理由が、買い替えのきっかけになります。
一方で窓は、古くなっても「使えない」わけではありません。
そのため、交換のタイミングが分かりにくく、
性能をアップデートするという考え方自体が、まだ広く浸透していないのが現状です。
これからの窓リフォームの役割
だからこそ私たち窓のリフォーム業者は、
サッシメーカーと連携しながら、窓の性能を高めることの価値を、
より分かりやすくお伝えしていく必要があります。
断熱性が上がれば、光熱費の削減につながり、
気密性が向上すれば、快適な室内環境が保たれます。
防音性や防犯性の向上は、暮らしの安心にも直結します。
窓は「壊れたから交換するもの」ではなく、
「暮らしをより良くするために見直すもの」。
そんな認識が広がっていくことが、これからの住まいづくりにおいて大切だと感じています。
(文と写真:平田尚史)

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